2015年4月22日

人付き合い週1未満で…要介護リスク1・4倍

他者との交流が週1回未満の高齢者は、要介護や認知症になる危険性が、毎日頻繁に交流している人より約1・4倍高まることが、日本福祉大の斉藤雅茂准教授(社会福祉学)らの調査でわかった。

月1回未満の人は、要介護や認知症に限らず、すべての要因による死亡リスクも高まる。社会的に孤立するほど、健康への悪影響も深刻化することが明らかになった。

愛知県内の要介護認定を受けていない健康な65歳以上の高齢者約1万2000人について、2003年10月から10年間、健康状態を追跡調査した。別居の家族や親族、友人らと会ったり、手紙や電話、メールでやり取りしたりした頻度と共に分析。交流が週1回未満だと、排せつや入浴などに介助が必要な要介護度2以上や、認知症になる危険性が、毎日頻繁に交流している人の約1・4倍高まった。

月1回未満とさらに交流が乏しい高齢者では、認知症の危険性は約1・5倍に増え、死亡リスクも1・3倍となった。いずれも、同居家族の有無は関係なく、交流方法で差はなかった。

斉藤准教授は、「交流が少ないと健康に役立つ情報やサポートを得にくくなる。人付き合いは個人の価値観によるが、孤立状態が健康に悪影響を与える可能性があることを知って」と話す。

(2015年4月22日読売新聞)

yomiDr. トップページへ

[yomiDr. http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=117642]