2015年4月22日

介福士国試、6人が審査ミスで“合格”

厚生労働省は、昨年度の介護福祉士国家試験において、必要な試験を受けていない人を、誤って合格させていたと発表した。誤って合格者となったのは6人で、いずれも本来必要だった実技試験を受けていなかった。【ただ正芳】

介護福祉士の国家試験では、筆記と実技試験の両方が行われる。ただし、▽2009年度以降に福祉系高等学校(専攻科を含む)に入学し、卒業した者▽介護福祉士養成施設等が実施する介護技術講習を修了した者▽3年以上介護等の業務に従事した者であって、実務者研修を修了した者—については、実技試験は免除される。

ところが、指定試験機関である社会福祉振興・試験センターは昨年度の国家試験で、「08年度以前に福祉系高校(専攻科を含む)に入学し、卒業した者」や「特例高等学校(専攻科を含む)を卒業し9か月以上介護等の業務に従事した者」など、上記の要件に該当しない6人の受験者を、実技試験の免除者として取り扱い、筆記試験だけで合格としていた。

誤って合格者となった6人に対し、同センターでは謝罪した上で経緯などを説明。6人のうち3人については、筆記試験前日までに3年以上の介護などの業務に従事した実務経験があることが確認されたため、合格扱いとすることを決めた。一方、残りの3人については今後、介護技術講習会を受講することで、合格扱いとする方針だ。

今後、同センターでは再発防止に向け、職員に対する受験資格や実技試験免除要件などの研修の実施、業務マニュアルの見直し、「受験の手引」の記載の改善などの活動に取り組む方針だ。

[CBニュース http://www.cabrain.net/news/article/45520.html]