2015年4月22日

ドレッシング材を知る・選ぶ・使いこなす! 「ハイドロジェル」と「アルギン酸塩」

解説
樋口ミキ
東京歯科大学市川総合病院 看護部
皮膚・排泄ケア認定看護師

ドレッシング材の特性、創に合わせた選び方・使い方のポイントをわかりやすく解説します。
今回は、ハイドロジェルとアルギン酸塩のドレッシング材を取り上げます。

ハイドロジェルの特性を知る

機能・特徴

水分を多く含むため、湿潤環境の維持が可能
冷却作用により、炎症や疼痛をやわらげる
自己融解の促進によって壊死組織を除去

使用に適した創

滲出液の少ない創
乾燥傾向の創
ゲル状タイプ・・・乾燥気味の痂皮や壊死組織のある創
ハイドロジェルを使いこなす
剥離・交換時のポイント

周囲の皮膚が浸軟しやすい点に留意して使用する
乾燥すると剥離しにくいため、生理食塩液などで湿らせながら除去する
透明ゲルが混濁してきたら交換する

アルギン酸塩の特性を知る

機能・特徴

自重の約20倍の吸収力
局所の止血作用

使用に適した創

滲出液が中等量~多量の創
デブリードメント後の出血傾向の創
アルギン酸塩を使いこなす
貼付時のコツ

創面が乾いている場合は、生理食塩液で湿らせてから貼付する
ゲル化する際に膨らむため、創腔に充填するときは余裕をもたせる

剥離・交換時のポイント

二次ドレッシング材から滲出液がしみ出してきたら交換する

(『ナース専科マガジン』2010年6月号より改変利用)

[ナースプレス http://nurse-senka.jp/contents/press/217795/]