2015年4月22日

医療・介護体制の改善に向けて。遷延性意識障がい者の会が九州で発足

介護が必要になるケースは加齢を原因とするものだけではありません。事故や病気などで脳にダメージを追ってしまった場合などは、年齢に関係なく介護を受けなければなりません。4月19日、こうした遷延(せんえん)性意識障がい者の家族会が九州で発足しました。

遷延性意識障がいは、事故や病気などで脳に損傷を受けてしまい、自力での行動や意志の疎通、食事などがほぼ不可能な状態が3ヵ月以上にわたって続くこと。全国に約5万人以上いるとされており、その中には24時間介護が必要な方も少なくないといいます。

発足のきっかけは、東京で昨年行われた遷延性意識障がい者の家族会の全国集会。今まで関東や東海、関西には家族会が存在していますが、九州にはこうした家族会がなく、連絡を取り合うようになった九州各地の参加者が設立の準備を進めてきたということです。

遷延性意識障がい者は長期入院や在宅介護を受けていますが、自治体によって同居人の有無でヘルパーの派遣の認可に違いがあるなど、医療や介護面の地域間格差が問題となっています。同会では家族の悩みや情報を共有するとともに、介護や医療体制改善を行政に訴えていくとのこと。家族の孤立感や金銭的な問題はもちろん、肉体的・精神的な疲労感など、介護にまつわる課題が浮き彫りになることで、もっと全体の状況が良くなっていくといいですね。

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