2015年4月21日

ドレッシング材を知る・選ぶ・使いこなす! 「ポリウレタンフォーム」

解説
樋口ミキ
東京歯科大学市川総合病院 看護部
皮膚・排泄ケア認定看護師

ドレッシング材の特性、創に合わせた選び方・使い方のポイントをわかりやすく解説します。
今回は、ポリウレタンフォームのドレッシング材を取り上げます。

ポリウレタンフォームの特性を知る

機能・特徴

自重の約10倍の吸収力。ハイドロコロイドに比べて吸収性が高い
吸収された滲出液や血液が逆戻りしない。創が浸軟しにくい
ゲル化しないため、創への固着がない
バクテリアバリア性、防水性がある

使用に適した創

赤芽形成期~上皮形成期の創全般
真皮~筋層・骨に達する創
ポケット、空洞のみられる創

ポリウレタンフォームを使いこなす
貼付時のコツ

創より1.5 ~3cm大きいサイズを選択する
シートの端にしわができないように注意する

剥離・交換時のポイント

滲出液が少ない創面、脆弱な創の場合:貼付面に対して180°逆方向にドレッシング材をゆっくりもち上げ、生理食塩液を流しながら少しずつ剥がす
辺縁から約1cmの所まで滲出液の広がりを認めた時点で交換する
感染が予測される場合は交換頻度を高める。密封固定しない

(『ナース専科マガジン』2010年6月号より改変利用)

[ナースプレス http://nurse-senka.jp/contents/press/217794/]