2015年4月20日

日本医学会総会が病気予防重視を盛り込んだ「健康社会宣言」を提言

4月11日から3日間にわたって京都市で開催された『第29回日本医学会総会 2015 関西』。日本最大級の学会であることから、今後の医療や介護の現場にも大きな影響を与えると目されていますが、誰もが健康に過ごす社会の実現を目指す「健康社会宣言」が提言されました。

今回は京都大学iPS細胞研究所の山中 伸弥氏による「iPS細胞研究の現状と医療応用に向けた取り組み」が開会講演として行われたほか、京都大学名誉教授・元京都大学総長の井村裕夫氏による「日本の未来のために、いま医学・医療は何をなすべきか」をテーマとした講演や、日本医師会の会長である横倉義武氏による「日本医師会の医療政策 〜 健康な高齢社会の構築を目指して 〜 」など、多くの意義深い講演のほか、地域包括ケアや地域医療連携を考えるディスカッションなどが展開。多くの参加者が超高齢社会の命題である「高齢化」と「地域」を真剣に考えていく場となったようです。

『第29回日本医学会総会 2015 関西』で出された「健康社会宣言」では、少子高齢化が進行するなか、従来の医療制度の維持が困難になりつつある事実を挙げ、安心して子供を産み育てるための環境整備や高齢者の充実した生活の確保などが課題になっているとあらためて指摘。日本の医学界としては、病気の予防を重視する医療の実現や基礎医学の成果を臨床に応用する体制の整備などを進めていくとのことです。

医療と介護は切り離して考えることができないもの。病気を治すことも重要ですが、今後はますます病気の予防を重視する方向性へシフトするなど、介護と同様に「予防」は欠かせないものになってきました。普段から健康づくりを意識していきたいですね。

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