2015年4月16日

訪看ステーションにリンクナース派遣を

日本看護協会(日看協)は14日、緩和ケアチームと病棟スタッフを結ぶ「リンクナース」の育成などに関する要望書を厚生労働省に提出した。専門的な緩和ケアへのアクセスの改善が求められていることを踏まえたもので、在宅緩和ケアへの理解を深めるため、リンクナースを訪問看護ステーションに派遣する研修事業の実施などを求めた。【新井哉】

要望書では、がん患者に質の高い緩和ケアを提供する体制を整えるため、「早急なリンクナースの育成と定着が必要」と指摘。医療機関の看護師が就労状況に合わせて学習ができるように、リンクナースに必要な基本的知識をインターネットで配信する研修事業を提案した。

また、患者に対し、退院後の生活を見越した看護を入院時から提供する必要性があると訴えた。リンクナースなどを訪問看護ステーションに一定期間派遣し、地域包括ケアにおける訪問看護の役割や在宅緩和ケアなどを体験的に学ぶことなど、「がん看護に生かしていく研修の枠組みを構築し、全国の拠点病院で実施できるよう新たな研修事業の実施を求めたい」とした。

このほか、看護職ががん患者への就労支援を提供できる体制を整えることや、保健師の教育体制の拡充なども要望した。

[CBニュース http://www.cabrain.net/news/article/45471.html]