2015年4月14日

2015年度予算が可決・成立。医療・介護に割り当てられたお金の行方は?

4月9日に参議院本会議で第3次安倍政権の2015年度予算が可決・成立。予算総額そのものは96兆3,420億円と過去最大規模に。また、厚生労働省に関連する予算は前年度当初比で約3パーセント増加となる29兆9146億円となったということです。

厚生労働省に関連する予算の内訳は、社会保障関係費の医療分野に前年度当初比で2.6パーセントの増加となる11兆4,891億円、介護分野に同じく前年度当初比で2.6パーセント増加となる2兆7,592億円が計上。合計で3,594億円の増加となりました。

2015年度予算の中心に厚生労働省が据えたテーマは「健康長寿社会の実現」。クラウドなどを活用したデータ分析を進めるデータヘルス保健事業の実施をはじめ、地域の薬局や薬剤師のウェイトを大きくする健康情報拠点の推進などに主な予算を割いていくとしています。

しかし、一方では、医療・介護分野における予算の増加を喜んでばかりはいられません。社会保障関係費のさまざまな分野で大幅な予算カットが進められているのも事実。2015年度だけでも社会保障関係費は合計で約3,900億円もの国費が削減されることが判明しています。

医療や介護をはじめとする社会保障関係費の削減は、高齢者や障がい者の暮らしに大きな影響を与えるもの。介護報酬のマイナス改定や年金の実質低下など、厳しい時代が続くなか、2015年度予算が有効な使い方をされるように祈りたいものです。

[みんなの介護 http://www.minnanokaigo.com/news/N25189250/]